高橋邦弘師匠にお会いしてきました。
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夏休みをいただいて高橋邦弘師匠にお会いしてきました。大分県杵築市の「杵築 翁達磨」です。
暑さ厳しい折ですが師匠も奥様もお元気で良かったです。
店は達磨最後の弟子である岡田寿史君に譲り、師匠夫妻はゆったり過ごされています。
岡田君が蕎麦を出してくれたので女将と二人で6枚も食べてしまいました。開店前にすみません。
開店時間になるとお客様がどんどんご来店されて大忙しに。現在は予約不要で営業されています。
私は釜前でお手伝いさせていただきました。一門の仕事は同じなのでスッと入られる事が嬉しいです。想定外に蕎麦が減った時は師匠が地延しなどもされるそうです。
私が弟子入りを許されたのが1998年4月。まさに人生のターニングポイントでした。当時師匠は53歳、私は27歳。山梨「長坂翁」で住み込みで修業させていただきました。毎日たくさん叱られ、反省しては自分を励ます日々でした。蕎麦打ちに関しては「見て覚えろ」でしたがお陰様でなんとか蕎麦も打てるようになり「なにわ翁」を開業できました。兄弟弟子との繋がりを築くこともできました。
25年を経て師匠は78歳に、私は52歳になりました。今も変わらず弟子でいられるのは本当に幸せな事です。
入門した頃の師匠とほぼ同じ歳になった私ですが、あの頃の師匠のバイタリティ、オーラには及びもつきません。とても大きく、厳しく、怖い師匠でした。
師匠のようにはなれなくても自分はまだまだ頑張らなアカン!と決意を新たにしました。
そして師匠にはますますお元気でいて下さい!と心から願った訪問でした。